高知県の西部を流れる四万十川にかかる沈下橋は全国的にも有名です!
沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。
欄干がない設計にすることで、川が増水したときに流木や土砂などが橋に引っかかるのを防ぎ、橋が壊れてしまうことや川の流れが堰き止められることを防止します。
四万十川の流域では、住民の生活道路として定着し、山と川の風景に溶け込むその様子は、生活文化遺産として守られています。
また高知県以外の徳島県、三重県、大分県などでは「沈下橋」ではなく、「潜水橋」「沈み橋」などとも呼ばれているそうです。
そて話を戻しますが、実は栃木県にも沈下橋があることをご存知でしょうか?
今回は栃木県内にある沈下橋を巡ってみましたので、興味のある方はぜひご覧ください。
1.栃木県大田原市にある「汗子橋」

5月訪問時の汗子橋
今回訪問したのは、栃木県大田原市の蛇尾(さび)川と箒(ほうき)川の合流付近にある「汗子(あせこ)橋」です。
幅が約2.5m、全長は110mで、橋の上部が木製で造られているため、風情があります。

このように車のタイヤが通る部分は、板があてられており、実際に通過すると踏み外さないようにハラハラしました。
おそらく車のタイヤと直接触れる板部分は、メンテナンスや交換ができるように工夫されているのかもしれません。

またこのように、欄干のような簡易柵が設置されているのも汗子橋の特徴と言えるでしょう。
もちろん転落防止としての役割は果たせそうにありませんが、ないよりはあったほうが気持ち的には安心です。
また汗子橋の下を流れる蛇尾(さび)川は、普段から水量が少なく、よほどの増水をしない限りは橋が沈下することもなさそうです。
つまり、沈下の可能性が低いからこそ簡易柵を設置しているのかもしれませんね。
蛇尾(さび)川をのぞいてみましたが、透明度が高くとても綺麗で、水深も浅いため川遊びをするには最高だなと感じました。

注意点をあげるとすれば、「2t以上通行不可」の重量制限があるため、訪問する際は念のため確認が必要です。
なお川の右岸側は車一台がやっと通れる舗装路で、橋の直前で自動車がすれ違えるよう離合エリアが設けられています。
一方、橋を渡り終えた川の左岸側は、完全なる砂利道となっており、橋の近くに車を2〜3台ほど駐車できるスペースがあります。

汗子橋下流の箒川の様子
上の画像は、汗子(あせこ)橋下流の蛇尾(さび)川と箒(ほうき)川の合流部より、さらに下流の様子。
訪問時は5月だったため、菜の花が美しい。
◾️汗子橋訪問時の注意点
- 2t以上通行不可のため事前にお車の確認が必要
- 田園風景に突如現れる小さな橋で、川の右岸側にある舗装路は車一台がやっと通れる幅しかありません
- 周囲は田んぼに囲まれており農家さんが作業中のことも多いです。作業の邪魔になるような駐車は避け、マナーを守りましょう
まとめ
今回は栃木県大田原市にある沈下橋「汗子(あせこ)橋」を訪問してみました!
栃木県には橋マニアもたまらない魅力ある橋がたくさんあります!
引き続き、沈下橋を発見した際はレポートしますので、よろしくお願いいたします。