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なぜ地方にドラッグストアの出店が相次ぐのか?ドミナント戦略が狙いだった!?

みなさん、こんにちは!栃木ふるさとガイドの渡辺です。

今回は地方に住んでいて、私の周囲でも話題になっている、ドラッグストアの多店舗出店について、現役マーケターでもある私の見解を解説できればと思います。

なぜ地元にこんなにたくさんドラッグストアが出店するのか?

栃木県民の皆様のそんな疑問を解決します!

また栃木県内で店舗展開を検討中の事業者様の参考になれば幸いです。

ドミナント戦略とは?

簡潔にお伝えすると、ドミナント戦略とは、ドラッグストアやコンビニなどのチェーンストアが、エリアを絞って局地的に集中出店する戦略のことです。

そもそも「ドミナント=dominant」とは、「支配的な」「優勢な」「優位に立つ」などの意味があります。

特定のエリアを支配するようなイメージで、集中的に出店する戦略だと覚えればわかりやすいですね!

ところで「特定のエリアへ集中的に出店したら、自社店舗同士で売上を奪い合いメリットなんてあるのだろうか?」

このような疑問が浮かびませんか?

確かにその通りなのですが、それでも出店するにはそれなりの目的とメリットがあるのです。

次章で詳しくお届けします!

ドミナント戦略のメリット

自社店舗同士で売上を奪い合うリスクがありながらも、ドミナント戦略を展開するメリットについてご紹介します。

特定エリアにおけるブランド認知の向上

ドミナント戦略を展開すれば、特定エリアに複数の店舗を構えることができ、消費者にとってもブランド想起率が高まります。

そのため、「またあそこに〇〇(店舗名)ができたよ!」と話題が集まりやすく、そこからどんなブランドなのか?を調べるようになります。

やがては、「ドラッグストアと言えば〇〇(店舗名)だよね。」といったように、そのエリアを代表するブランドとして認められる可能性もあるわけです。

競合他社に参入余地を与えない

ドミナント戦略を強化すれば、特定エリアにおける自社店舗の割合が増加します。

そのため、市場への参入を検討している競合他社が入りにくいというメリットがあるのです。

競合他社に参入する余地を与えなければ、自社の売上や利益を最大化できます。

配送効率が高まる

自社店舗同士が離れたエリアで展開している場合、配送コストや人件費もかさみます。

一方で、ドミナント戦略を展開すると特定エリアに自社店舗が集中するため、店舗間の配送効率が高まります。

人件費も含めたさまざまなコストを抑えられ、利益率を高められるかもしれません。

ドミナント戦略のデメリット

次にドミナント戦略のデメリットです。

リスク分散が難しくなる

特定エリアへ集中的に出店するドミナント戦略では、万が一、災害や風評被害などが発生すると、軒並みどの店舗も売上不振に陥るリスクがあります。

例えば、東日本大震災では津波による浸水や地震による工場・会社の倒壊などによって、直接的にダメージを受けた企業だけでなく、サプライチェーンの寸断によって操業停止に追い込まれた企業が散見されました。

また上記により、従業員の雇用を守れず、大切な人的リソースを失うこともあるでしょう。

特定エリアに集中的に展開する場合は、このようなリスクも踏まえて検討する必要があります。

自社店舗同士のカニバリゼーションが発生しやすい

カニバリゼーション(cannibalization)とは、日本語で「共食い」を意味します。

具体的には、特定エリアに集中的に自社店舗を展開する特性上、店舗同士がお客様の売上を奪い合う構図が発生しやすくなります。

その結果、最悪の場合、自社店舗同士の競争によって閉店に追い込まれるケースも懸念されるでしょう。

実際に業態は異なりますが、立ち食いステーキの店として脚光を浴びた「いきなり!ステーキ」は、2013年に1号店を開店してから、わずか6年で500店舗近くまで出店しました。

その結果、店舗によっては、わずか数十メートルの距離に姉妹店が存在する異例の事態に。

「いきなり!ステーキ」が大量閉店に追い込まれた一つの要因として、店舗の出店しすぎが挙げられているのです。

このような事態を防ぐためには、過剰な出店を避けて、あくまでも競合他社と比較したサービス品質の向上を狙うなど、本来ドミナント戦略を展開する目的からブレないように対策を講じる必要があります。

事例で紐解く!ドミナント戦略を成功させる秘訣

ドミナント戦略において、自社店舗同士の共食いを防ぎ、利益を最大化するためには、どうすればよいのでしょうか?

ここではドミナント戦略を成功させる秘訣を学べる事例をご紹介します。

小商圏を制する者が小売業を制する|ドラッグストア「コスモス」

ドラッグストア「コスモス」の公式サイト

出典:ドラッグストア「コスモス」公式サイト

九州を拠点に全国規模でドラッグストアを展開しているのが「コスモス」です。

2025年4月30日時点の、コスモス薬品全店舗数は1,596店舗です。

コスモスが公式サイトの企業戦略ページで掲げているのが、「日本初!小商圏メガドラッグストア」というフレーズ。

ドラッグストア「コスモス」は、小商圏をターゲットに多店舗展開するビジネスモデルを構築してきました。

この場合の小商圏とは、商圏人口が1万人規模を指しています。

商圏人口が非常に少ないため、そもそも競合他社の参入が限定されるメリットがあります。

また、小商圏にあえて、医薬品・化粧品のみならず日用雑貨・食品・消耗品まで揃える大きなメガドラッグストアを展開することで、1店舗でなんでも揃えられる利便性の高さを実現できるわけです。

1店舗だけでは大きな売上を作れないかもしれませんが、商圏人口1万人を目安に出店を計画しているため、店舗同士の共食いも起きにくく、末永く愛されるビジネスモデルが確立できます。

このようにドミナント戦略を展開する上では、そのデメリットを補うための、出店計画や競合他社との差別化が鍵を握ります。

栃木県内のドラッグストア「コスモス」の店舗一覧(2024年4月30日時点)

店舗名 住所 営業時間
大沢店 〒321-2345
栃木県日光市木和田島1564−15
10:00〜21:00
鶴田店 〒320-0851
栃木県宇都宮市鶴田町1037(調剤薬局:栃木県宇都宮市鶴田町1025)
ドラッグストア:10:00〜21:00
処方せん受付:月〜金 8:45〜13:00/14:00〜18:45、土 8:45〜13:45(定休日:日・祝)
五代店 〒321-0135
栃木県宇都宮市五代3丁目16−12
10:00〜21:00
上台店 〒327-0006
栃木県佐野市上台町2115−2
10:00〜21:00
若草店 〒320-0072
栃木県宇都宮市若草4丁目8−25
10:00〜21:00
おもちゃのまち店 〒321-0201
栃木県下都賀郡壬生町安塚3443
10:00〜21:00
犬塚店 〒323-0811
栃木県小山市犬塚5丁目1−8
10:00〜21:00
伊勢山店 〒327-0817
栃木県佐野市伊勢山町10−8
10:00〜21:00
かみのかわ店 〒329-0611
栃木県河内郡上三川町上三川3499−1
10:00〜21:00
大田原住吉店 〒324-0057
栃木県大田原市住吉町2丁目3−16
10:00〜21:00
益子店 〒321-4217
栃木県芳賀郡益子町益子1387−1
10:00〜21:00
下野祇園店 〒329-0434
栃木県下野市祇園1丁目24
10:00〜21:00
ゆいの杜店 〒321-3226
栃木県宇都宮市ゆいの杜7丁目13−33
10:00〜21:00
矢板店 〒329-2145
栃木県矢板市富田305−1
10:00〜21:00
大平店 〒329-4406
栃木県栃木市大平町下皆川2104−2
10:00〜21:00
川原田店 〒328-0123
栃木県栃木市川原田町281−1
10:00〜21:00
岡本店 〒329-1104
栃木県宇都宮市下岡本町1987−8
10:00〜21:00
堀米店 〒327-0843
栃木県佐野市堀米町2579−1
10:00〜21:00
千渡店 〒322-0002
栃木県鹿沼市千渡1099
ドラッグストア:10:00〜21:00
処方せん受付:月・火・木・金 9:00〜13:00/14:00〜19:00、水 9:00〜13:00/14:00〜18:00、土 9:00〜14:00(定休日:日・祝)
下永田店 〒329-2712
栃木県那須塩原市下永田7丁目1059−4
10:00〜21:00
田沼店 〒327-0317
栃木県佐野市田沼町1825−3
10:00〜21:00
雨ケ谷店 〒323-0826
栃木県小山市雨ケ谷37−14
10:00〜21:00
西三島店 〒329-2756
栃木県那須塩原市西三島5丁目168−3
10:00〜21:00
黒磯店 〒325-0067
栃木県那須塩原市清住町95−44
10:00〜21:00
城東店 〒321-0935
栃木県宇都宮市城東2丁目26−17
10:00〜21:00
森友店 〒321-2335
栃木県日光市森友1007−2
10:00〜21:00
小俣店 〒326-0141
栃木県足利市小俣町1773−1
10:00〜21:00
新山店 〒326-0063
栃木県足利市新山町2262−2
10:00〜21:00
赤坂店 〒327-0004
栃木県佐野市赤坂町960−13
10:00〜21:00

まとめ

地方にドラッグストアを集中的に出店するのは、企業戦略の一つでもある「ドミナント戦略」が関係していました。

「なぜ、こんな近くに同じドラッグストアが出店するの?」という疑問解決のお役に立てたなら幸いです。

栃木ふるさとガイドでは、今後も身近な話題をもとに、その疑問を解決できるような情報発信を努めていきます!

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  • この記事を書いた人

なべちゃん

栃木県那須塩原市出身。栃木ふるさとガイドの編集長。普段は企業のオウンドメディア運用代行や記事制作などWebマーケティングの受託支援を担っています。

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