小山駅西口の商業施設「ロブレ」

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小山の駅ビルロブレ閉店、解体はいつ?現状の再開発予定も紹介

小山駅直結の駅ビルとして長年にわたり親しまれてきた「ロブレ」。
オープンは1994年に遡りますが、そんなロブレ(JR小山駅西口の商業複合ビル「ロブレ」と、隣接する立体駐車場などの「ロブレ632」)が、2028年度までを目安に閉鎖されることが明らかになりました。

本記事では、ロブレの閉鎖の理由、そして現時点での再開発の予定についても紹介していきます。

小山市を代表する駅ビル「ロブレ」閉店の理由と経緯

小山駅西口の商業施設「ロブレ」
小山市の中心部に位置し、小山駅と一体化したランドマーク的な存在である駅ビル「ロブレ」。

ロブレは地下2階、地上8階建ての建物で、延べ床面積約42,000平方メートル、開業時にはスーパーの「イズミヤ」が核テナントとして入っていました。
(※2015年撤退)
現在は、ディスカウント店の「ドン・キホーテ」や市立生涯学習センター、映画館など多岐に渡るジャンルの施設が入っているものの、出店率は約75%でテナントの空きも目立つ状況になっています。

ロブレ632は地下1階、地上8階建てで、632台分の駐車場や駐輪場があり、ロブレと連絡通路で結ばれています。

このロブレ閉店の最大の理由として、建物の老朽化による安全面・金銭面での課題が挙げられます。
1994年の開業以来、築30年が経過したことで設備の老朽化が進み、今後の維持管理に膨大な費用がかかるようになっていました。

小山市によると、管理組合が中長期保全計画を策定した結果、両施設を30年後に閉鎖する場合でもそれまでに約224億円の修繕費がかかり、30年後も継続して使用する場合には300億円以上の費用が発生することがわかったとされています。

また、近年の商業施設の変化や周辺の競争環境の激化も影響しています。
小山市に限らず、一般的に郊外型の大型ショッピングモールやインターネット通販の普及により、駅ビルのような従来型の商業施設は集客に苦戦を強いられる状況が広く見られるようになってきました。

このような状況を踏まえ、両施設の地権者のひとつである小山市はロブレ跡地を含めた駅周辺の再開発を決定しました。
老朽化した建物を解体し、新たな街づくりを進めることで、駅前の活性化と地域経済の振興を図る狙いがあります。

ロブレ閉店・解体の時期は?

ロブレ閉店・解体の時期として、小山市は「2028年度まで」の閉鎖を目安として挙げています。
ただし、現時点で具体的なスケジュールは決定しておらず、今後発表される見通しとなっています。

解体工事の期間や規模によっては、駅周辺の交通や周辺環境に影響が出る可能性もあり、市民生活への影響も懸念されます。

気になるロブレ跡地の再開発計画

ロブレ跡地の再開発計画について、小山市は「新たなランドマークとなる複合施設の建設」を構想しています。
具体的には、商業施設、公共施設、住宅などを組み合わせた複合的な機能を導入し、駅前の利便性向上と魅力的な都市空間の創出を目指しています。
施設内容や規模、完成予定時期などは、現在検討が進められており、詳細が決定次第、公表される予定となっています。
参考:ロブレ・ロブレ632の今後のあり方について|栃木県小山市
【小山駅西「ロブレ」再生】市民と丁寧な合意形成を|下野新聞デジタル

ロブレ閉店のニュースを受け、市民からは「思い出の場所がなくなるのは寂しい」「駅前のシンボルがなくなるのは残念」といった声が聞かれる一方、「再開発で街が活性化するのは楽しみ」「新しい施設に期待したい」といった前向きな意見も寄せられています。

再開発事業は、小山市の景観や利便性を向上させるだけでなく、地元の雇用創出や経済的な効果も見込まれます。
一方で、長期間にわたる工事期間の騒音や交通規制、既存の商業施設への影響など、課題も少なくありません。

小山市は市民の声に広く耳を傾けながら、円滑な再開発に努める必要があります。

まとめ:小山「ロブレ」の新たな未来に期待

約30年にわたり、小山市民を中心に栃木県民に親しまれてきた小山のロブレ。

閉鎖・解体の決定は残念ではありますが、今後の新たな発展を期待して見守っていきたいですね。

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